レッスンのハジマリ

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下着を身につけていなかったせいで、呆気なく裸体を晒してしまう羽目に陥り…羞恥心で消えてしまいたくなって来た頃、、 「─…触れても、いいか?」 今更だな、と思いつつ…顔を手で覆いながら頷いてみせると…私の身体に部長の指が触れた。 部長の指が熱を持っているのか、私の身体が冷えているのかは分からないが…彼の指先はとても温かくて…触れられるだけで身体が少し震えた。 「……沙奈は、敏感なんだな」 イタズラに指を滑らされると、小さく声が漏れてしまう私を見て笑う彼を見て…騙された、と思った。 現時点で”不能”ということが本当だとしても、きっと元はめちゃくちゃプレイボーイだったに違いない。奥手なうさぎ系男子かと思っていた数分前の自分を殴ってやりたい。 こんなことなら初めから彼に全てを委ねておけば良かった。余計な恥をかいただけじゃないか。 「……なに、考えてる?」 急に手が止まったかと思うと、覆い被さるようにして私の顔を覗き込んできた部長。私ばっかり余裕が無いように思えて、何だかとても悔しかった
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