エピローグ 〜 パパ、あのね〜

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 そういえば、この所、迷惑メールのような意味不明なメアドからの謎のメールが届くようになった。  そこには、田部ヶ島でのヘドロゲン達の生活が事細かに記されている。  多分、ヘドロゲンの脳内インターネットから送られたメールに違いない。    そのメールには、『世界征服友の会』のビースト達が今、田部ヶ島にいる事も記されていた。  彼らは電気もガスも通らない、未開拓の土地での自給自足の生活に四苦八苦しながらも、境遇を同じくする者同士が互いに助け合って、心豊かに過ごしているそうだ。  モスキーターも結果的に仲間たちと合流する事になった訳で、彼らとともに幸せそうに暮らしているらしい。  今生(こんじょう)の別れのように感じていたが、考えれば、危生処隊に所属する自分があの島を訪れる事は、決して不可能なことではない。  いずれまた、必ず会いに行こうと思う。
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