(四)

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(四)

 部屋にたどり着くと私はすぐにベッドに倒れ込んだ。ベッドサイズはなぜかダブルだったが、気分が悪くて気がつかなかった。急に強い吐き気を催してユニットバスに入り、トイレで吐いた。そしてすぐにベッドに戻り、横になっているうちに寝てしまった。  気がつくと窓の外は夜だった。ベッドの反対側には武西君が座っていた。 「あなた、会社は?」 「連絡は入れておきました。先輩は直帰でいいと言われましたので、もう大丈夫ですよ」 「で、あなたは会社には戻ったの?」 「いいえ」 (続く)
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