3.教育をしてあげる

4/4
前へ
/67ページ
次へ
「えぇ。ちゃんと賃金も弾むわ、だから精々励みなさい」 “変わったミルシュカがたった一人の運命の相手にニコラウス殿下を選ぶなら、それもいいわね”  よそ見せず、互いだけを見つめるのならば。  それも悪くはないのだから―― 「エマ、お願いね」 「はい、ビクトリア様」  しっかりと頷くエマと、まだ純真な瞳をしたミルシュカへ私はにこりと微笑んだのだった。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

171人が本棚に入れています
本棚に追加