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学校に行く。
いつものこと。
真矢も当然来る。
しかし真矢の声を自己紹介の時以来聞いたものはいなかった。
誰ともしゃべらないし、誰にも話しかけられないからだ。
先生でさえ、真矢をあてることはなかった。
それだけ他を寄せ付けないオーラを放っていたのだ。
ところが数日たったころ、葉山君が真矢に話しかけた。
それも友好的なものではない。
陰湿で攻撃的なものだ。
葉山君は八歳にしてチンピラのような口調と行動の男の子だ。
おまけに目立ちたがりで、クラスの問題児だ。
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