1人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
ある日学校から帰ると、家の前にお母さんと木山の奥さんがいた。
二人とも話に夢中でしんやに気づかない。
木山の奥さんが言った。
「せっかくもらった養子だけど、わたしあの子がどんどん気味悪くなってきてねえ」
「そうですか。でも養子だけど、初めてのお子さんですから」
お母さんがそう言っても、木山の奥さんは浮かない顔だ。
その時お母さんが、しんやに気づいた。
「あら、おかえり」
「ただいま」
「しんや君、おかえり」
しんやは家に入った。その後木山の奥さんも帰ったようだ。
最初のコメントを投稿しよう!