第17話「灰仙ノ狐」

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盟悌門の内側に屍の花がゆらめいて艶やかな風が吹き渡るっ!!?そこから見えた〘景色〙が教えてくれたモノは残酷な〘真実〙だった。 そして…フワリと…〘風〙が吹いて〘独り〙の〘少年〙が〘鬼龍院〙という名の〘男〙に話し掛けてニンマリ微笑むっ!!? ??「フフっ(笑)!!?やぁ?蓮?お目覚めかい?我が名は哪吒吼(ナタク)太子元帥哪吒を父に持つ…半神半妖の知られざる存在っ!!?」 哪吒吼「そして…この盟悌門を創り出した三神の1人っ!!?数千年前の人々はボクの事をこう言ったっ天帝とね?」 そう話した少年の目は何処までも…濁り切った目をしていたっ!?そして…儚く揺れる…ヒトヒラの花弁は…残思となって現世に降り注いで行くっ!!? その中に見えた…幻影は深い霧となって周囲に充満して花を芽吹かせたっ!!?その花は…隠り世の内側で怪しく咲き誇り…男に深い幻を見せたっ!!? 少し前の事であるっ!!?盟悌門の内側で何者かと対峙していた鬼龍院は疲弊していたっ!!? ?「キミも懲りないね?何度やっても無駄さ?わからないのかい?今のキミじゃどうあがいても彼には勝てないっ!!?」 ?「そして苦しみの果てで後悔すると良いっ!!?あのお方に背いたことをね?」青年はそう言うと…ニンマリ笑って不敵な笑みを浮かべるっ!!?
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