高齢者のあした…

8.

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かみさんは高齢者支援のために働いていて先を見通していた。
この国は団塊の世代を迎え高齢者が蔓延し年金が引き延ばされ、老人…高齢者が働かなければいけない世界になると？

その時はまだA Iの進歩は無く政府も団塊の世代を迎え高齢者が働かなくてはならない世界が訪れると察知していた。
そこで政府は高齢者の支援を行っていた、かみさんに白羽の矢がたち高齢者の自立…年金に頼らず働くことを認識してもらうため、かみさんは選ばれたのであった。

その当時は60歳定年で年金は65歳からであり、2030年から65歳が定年で70歳から年金が降りる事になっていた。
かみさんはこの仕事を受け政府に訴えていた事は…
「高齢者が気持ち良く働けること！」
「高齢者の心情を理解すること！」
「初めから作業効率を考えないこと！」
最後に…
「高齢者としての人材を認め、褒めることを忘れないこと！」
政府は初めはこの約束を守り高齢者の対応を行っていたがA Iの進歩により目まぐるしい変わる情勢により…いつしか政府はかみさんとの約束を破棄し、かみさんは政府に要請された高齢者支援の仕事を辞めたのであった。