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旅の終わり
ある朝、目が覚めるとベットに寝かされ拘束されている。体が動かない。
動くベットに拘束されたまま建物の中を高速移動している。私は一体どうなるのか、そんなことを考えているとベットの動きが止まった。ここはどこだ?依然として体は動かない。
まずい、意識も朦朧としてきた。薄れゆく意識の中、大勢がこちらを眺めている!顔はわからないがどこか懐かしく、あたたかい。そのまま私は眠りに落ちた。
それから一年の月日が経った。ここはある地域のお寺。
黒服の集団が集まっている。「きゃはは!」「ドタドタドタ!」小学生が走り回る。
大人たちは集まり昔話に花を咲かせているようだ。
「おじいちゃん、よく徘徊してたよね」
「朝一人で大学病院に行ってた時は困ったさ」「警察たくさん来てたよね~」たくさんのエピソードが語られる。
最後はみんなにみとられて幸せだったんじゃないかな。
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