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主人が客人を玄関まで迎えに行くと、そこには優しそうな表情の巫女の女性が立っていた。
ピンク色の長い髪がふわふわとカールしていて、胸はかなり大きい。紗夜と同じ16歳くらいの少女だった。
「お、お前……真紀……だよな……」
「怯え過ぎですよ。ふふっ」
「はぁ……良かった……今回は"当たり"か……入ってくれ」
そう言って酒呑童子が家の中へ入って行こうとしたその時だった。
「誰が"ハズレ"ですって?」
「ふぁっ!?」
さっきまでの柔和な巫女はどこへやら、そこには小悪魔のような意地悪い顔をした巫女がいた。
彼女は胸から詰め物を苦しそうに取り出して投げ捨て、カツラを外すと、さっきまでとはまるで別人になった。
金髪ツインテールの巫女(貧乳)
「"ハズレ"で悪かったわねぇ、クソどーじ(童子)!」
「うわあ!!」
バチチチチチィィィ!!
酒呑童子の全身に雷が流れ、その場に突っ伏して倒れ込んだ。メイドはその様子を見てくすりと笑い、すぐに真顔になった。
「今日だけはご主人様への無礼を許します。メスガキ巫女」
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