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「……酷い事言うよね」
「でも一緒に居て楽だわ」
「……」
「お前嘘吐かねえし、媚び売ったりウザい顔しねえし、他の女と居るより全然楽。……作る飯うめーし」
「ふふっ、どうもありがとう」
遙斗くんの前に回り込んで顔を覗く。
嬉しくてニコッと笑いながらそう言えば、遙斗くんは苦虫を噛んだ顔で少しだけ顔を逸らして、嫌そうに私を見下げた。
「やっぱウザい。ちょっと黙っとけ」
「嫌よ。もうちょっとお話しようよ」
「…うざー」
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