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「うん、わかってる」
私には水島というパトロンがいる、政界の大物だ。マンションも買ってもらって大学にも行かせて貰ってる。
わがままは何でも聞いてくれる。
旦那さんは愛してるって言ってくれるけど、私はお金と身体だけの関係、好きな人は他にいる。
好きな人は男だし、私を女と思っているからあまり深い関係にならないようにしている。男とわかったら今の関係も壊れそうで、ただの友達として側にいられればいい。
「果梨迎えに来たよ!一緒に大学行こう」
いつも迎えに来てくれる幼なじみの春樹
この人が私の好きな人。
春樹のそばにいたくて、同じ大学受けたの勉強大変だったけど受かってよかった。裏口じゃないよ、パトロン使ってないからお金だけ出して貰ってるだけ。
「お母さんいって来ます」
「いってらっしゃい」
「果梨行ってらっしゃい」
「蝶華姉さん行って来ます」
「お母さん果梨、綺麗になったね!私の言う通りにしてよかったでしょう?」
「うん、美しく育った。男には見えない!蝶華夜の座敷お願いね。果梨は今晩旦那さん来るからお座敷出れないから」
「旦那さんて男好きだったっけ?玲花が生きていたときあんなに愛し合っていたのに。玲花は女だったよね」
「果梨が玲花に似ているんだって」
「そうなんだ、でも身体の関係までいく?」
「まあ、いいじゃないか人それぞれだ」
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