3 はじめての友だち

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「わかった。楽しみにしてるね!」 「うん、僕も楽しみにしてる」 「来週には花が咲いてるといいね!」 「そうだね、きっときれいだよ」  もう1週間たつのが楽しみでしかたがない。また会えることへの喜びに顔がほころぶ。 「何時ごろがいいかな、一緒に昼食を食べたいな!ルーは何時ごろなら来れるの?合わせる……よ……」  ん?  お昼ごはん?  私たちは顔を見合わせた。 「「あーーーー!」」  2人とも話に夢中で忘れていた。昼食を食べていないことを。  思い出すと一気にお腹が空いてくる。  グルグルグル。キュルルルルル。  2人分のお腹の音が鳴った。間抜けな音に私もルーもお腹を抱えて笑いころげた。 「来週こそは一緒に昼食を食べようか」 「うん。そうしよう!」  笑いの残る緩んだ声で話す私たちを、真っ赤な夕陽が照らしている。 「来週はフィーの分も作ってもらって持って来るよ。楽しみにしていて」 「わあ、いいの? 楽しみ!」  キュルルルルル。公爵家の料理人の作る昼食を想像した私のお腹が再び鳴る。私は赤くなった。ルーがクスッと笑った。 「早く何か食べないといけないね。それじゃ、また来週」 「ええ、また来週ね!」  そう言って私たちはそれぞれ帰途についた。
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