第3話  艦娘扱い

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第3話  艦娘扱い

俺はとある島に来ている。 それはとある戦艦を動かす為だからだ。 まほろば 日本海軍によって極秘裏に建造され、第二次世界大戦末期に完成、大和と共に坊ノ岬沖海戦に参加し、大和に迫る米戦艦部隊をアウトレンジから砲撃したが、大和の沈没によって反転し、その後連合国にも降伏せず、行方不明となっていた。しかし実は有志により運用され続け、黒い旭日旗を戦闘旗として掲げ、どこの国にも属さず、その時代における人類の敵と密かに戦い続けている。 主砲に3連装51cm砲を5基、計15門備える、大和を凌ぐ最大最強の超弩級戦艦である。 我が家の家計は大和型戦艦の残骸を再び回収し、新造し直し、旭日旗を外して対空火力と水雷防御、機動性の低さを無くし、各国の戦艦を大和型クラスの主砲と副砲に換装させた。 今の手持ちの艦艇は フランス戦艦 フランドル、シャンパーニュ、ジャンバール、リシシュー、ダンケルク ドイツ戦艦 シャルンホルスト、ティルピッツ、ビスマルク、グナイゼウ ドイツ空母 グラーフ・ツェッペリン、ヴェーザー、パーセヴァル アメリカ戦艦 アリゾナ、ミズーリ、アイオワ、ニューヨーク 、モンタナ、アラバマ、メリーランド、オマハ、オクラホマ アメリカ空母 ラングレー、レキシントン、ヨークタウン、ホーネット 日本戦艦 大和、武蔵、信濃、紀伊、長門、陸奥、真秀呂場、扶桑、金剛、霧島、榛名、比叡、土佐、三笠(大和型改修案採用型)、薩摩、出雲、山城 日本空母 赤龍、白龍 イギリス戦艦 ウォースパイト、ネルソン、フッド、プリンスォブウェールズ、レパルス、キングジョージ、ロドネイ、ヴァンガード(ネルソン型改修案採用)、ドレッドノート(超レパルス級戦艦改修案採用型) こりゃ編成を考えないとヤバいな。魚雷発射管詰んでるんだったら言ってよ……爆雷もあるのか。潜水艦にたいして有効か。ん?連続爆雷だって?!wowsの設定が反映されてやがる。準備時間は3秒……対空準備時間は驚異の2秒……うーん火力高過ぎ……艦載機にそれぞれミニイオナが乗ってるのはどういうことだ?!戦闘旗は現在の国旗なんだよね。まずはアリゾナと大和型四隻、真秀呂場、ヴェーザー、白龍、ビスマルクでいこう。切り札は残しておくか。 対空機銃の射程と副砲の射程範囲、可笑しくね?!範囲内に入ってないのに作動してるよ。しかも豆粒ほどの影だったのになにも居なくなった。ええい!大和型戦艦は化け物か! たこ焼き艦載機が瞬殺されたよ!? 妖精に聞いてみたら…… 「汚物は消毒だぁ!ヒャッハー!」だと。 空母の大半の艦載機がノイズを倒してるし、火力が桁違いに強い。 アイ「空母ってこんな感じだったっけ?」 直哉「化け物だよ……」 補給を済ませたらすぐ爆撃しに行くんだもん…… もしこれがモビルスーツだったら…… 直哉「穴だらけ……」 アイ「大和型四隻の火力が高いんだけど……」 直哉「設計ミスか?」 アイ「仕様だと思う。」 早く帰って寝ないとね。 基地に帰投し温泉に浸かる。 アイ「何か考え事?」 直哉「レイテ沖海戦のこと。あの言葉が根強く残ってる。」 『こんな馬鹿な戦争を始めやがって!』 長良の艦長が叫んだセリフが印象に残ってる。 直哉「祖父も言ってたよ。こんな馬鹿げた戦争を始めやがって!って。」 アイ「何の艦長さんなの?」 直哉「真秀呂場の艦長をやってたんだ。同僚達もそれには同感だったんだと。大和の引き揚げの際は五十六さんの命日を偲んでたし。犠牲者も追悼してた。祖父が親父にある仕事を依頼してきた。」 アイ「沈んだ艦艇の回収と新造。」 直哉「俺が13の時にアリゾナを引き揚げてアメリカ政府に渡したんだけど大統領が「この艦は君にあげよう。真珠湾の悲劇を風化させないで欲しい」って言ってた。遺族も遺骨を引き取ってから帰ってったよ。祖父は戦時中に遺族の元に真秀呂場で向かったんだよ。赤龍と白龍の設計図を持ち逃げして。」 アイ「え?!持ち逃げしたの?!」 直哉「ちょうどアメリカの大統領と会談して真秀呂場とドイツの空母をしばらく秘匿せよってなって他の沈没した艦艇を引き揚げて隠したんだ。水爆実験の標的にしたのは加賀型空母だった。大和もしばらく秘匿にされた。敗戦後の日本にその存在が秘匿され続けてもなおも戦艦は新造し直された。長門もアメリカ政府によって買い取られ俺達の島へ送られた。人類の驚異に備えて。」 親父はなんの断りもなく大和の残骸を溶かして造船し直したからな。 アイ「ここにある艦艇はすべて引き揚げたの?」 直哉「そうだな。ビスマルクは大和で引き揚げ、ヴァンガードは武蔵で曳航したんだ。艦これ世界に行く時にでも使うか。」 ドボーン! アイ「女性が落ちてきたよ?!」 直哉「惣流・アスカ・ラングレーの母親だね。グラーフ・ツェッペリンが原因かもな。しかし……」 なぜキョウコ・ツェッペリンは艦娘何だろう…… グラーフ・ツェッペリンの艤装だよな?艦載機もあるし…… 気絶してるから退かすか。  アイ「しかもよりによって混浴風呂にエントリィィ……」 直哉「タイミングが悪すぎる……」   キョウコ博士が起きるまで待つ。 キョウコ「え?ここは……風呂じゃない!?」 直哉「あのー」 キョウコ「ちょっと着替えてくるわ。」 まさかのキョウコさんも風呂に入ることになった。話をしながら雑談をする。 キョウコ「へぇ……エヴァンゲリオン四号機の専属パイロットなのね?」 直哉「元よりそのつもりでして……キョウコさんも災難でしたね。」 キョウコ「弐号機から弾き出されちゃったのよ。」 まさかのサルベージされた後に異世界転生してたとは思っても居なかった様だ。 キョウコ「大和型四隻のある世界なのね。」 直哉「親父がサルベージ会社勤務だったので。それに他の沈没艦を引き揚げて改修したんですよ。主に敵対生物万能戦艦バハムート級の設計図ですよ。超兵器で分類としては別名、超大和型万能戦艦……正式名称は超大和型戦艦ですね。一番艦真秀呂場、二番艦吾妻、三番艦島風、四番神艦敷島、五番艦三笠、六番艦神威これ等は新造戦艦です。」 キョウコ「ええ?!新しい艦艇を建造するの?!」 直哉「現に真秀呂場があるのでその姉妹艦達です。敷島と島風は駆逐艦なのですが戦艦に改修し直します。三笠は大和型戦艦の船体になります。日露戦争のままの火力だと弱いので……」 アイ「今艦艇を増やさなくても……」 直哉「それにアイは艤装適正有るし。」 キョウコ「ねぇ、なんか可愛い小人が居るんだけど気のせい?」 恐る恐る右肩の方を見ると…… 羅針盤妖精「こんにちは。」 艦これの妖精じゃねぇか! 直哉「聞きたいことがあるんだけど……」 羅針盤妖精「何でも聞いて。」 直哉「この修復強化装置は何?」 羅針盤妖精「直哉さんは、艦娘……いわば艤装が装着出来るんですよ。アイさんに関しては戦艦薩摩の艤装です。どうやら他の艦艇を修理完全改修する機能があるようなんです。」 直哉「ちょっと待て!それってwowsのハロウィン艦艇の装備だよな?」 羅針盤妖精「どうやらハロウィン専用艦艇と真秀呂場が融合してああなってるようで。」 Wowsのハロウィン専用艦艇がこの艦と融合したってのか?!宇宙艦のオールデストロイヤーみたいだな。 真秀呂場 艦種:超大和型戦艦 武装 主砲:3連装51cm砲×副砲:3連装 15.5cm砲もしくは20cm砲×2基 対空 40口径八九式12.7cm高角砲 65口径九八式10cm高角砲 九六式25mm機銃 追加武装 主砲 406mm/52 Entropia4基×3門 A20mm/48 EntropiaUitra4基×3門 副砲 128 MW L/61 Small Crunch0010基×2門 150 MW L/55 Big Crunch4基×2門 対空砲 20 MW SoftSingularity 3810基×4門 55 MW/77 DoubleSingularity 768基×2門 128 MW L/61 Smail Crunch 0010基×2門 いやいや、おかしいでしょ…… 艦載機 攻撃機 A8M 雷空 J7W3九州 雷撃機 J5N 天雷 R2Y2横須賀 爆撃機 J5N 天雷 ⚠️⚠️⚠️Warning ⚠️⚠️⚠️ 新種アラガミとして登録されました バハムート 覇王神龍雷狼種 覇王神龍雷狼種ってなに?! 形態が5つ存在するのか 神龍形態 バハムートの形態だがコスモバハムート、アルバハ、バハムート零式、バハムート烈、エクリプスバハムートの力とそれらを合わせた姿をしている。 四足獣形態 ハンニバル、バルムンク、ヴァジュラマルドゥークとモンハンのジンオウガを足した外見 人型形態 ヒト型アラガミの状態。神機を使用可能。 艦艇英霊形態 艦娘と同じ姿 神獣形態 九尾の狐の姿、妖力は無限 最上位種の一つで終末捕食に巻き込まれることを嫌い、あらゆる種族を束ねる。軍隊でも組織でも太刀打ち出来ない。 放電 マントを帯電させながら吼えた後、自分の周囲中範囲に放電 側面や後方にいると頻繁に使用する。予備動作が活性化と似ている 範囲外からチャージクラッシュがあたる 封神で封じることが可能。活性化時はスタン付与範囲外に離脱 小雷球召喚 前方に5つの雷球を作り出し発射。 威嚇 溜め時間が非常に長く、側面から後方はガラ空きになるので捕喰or回復のチャンス 発射時に体半分ほど後退するので、攻撃を外さないように 雷球が消えても帯電しているマントに判定があるので、正面からは近寄らないこと左右へ回避 雷球の間を抜ける 大雷球 ホーミング性の高い雷球を即座に発射、中途半端な距離だと回避が難しい 活性化時はスタン付与引きつけてジャンプ 引きつけてステップ 雷槌 ターゲットの足元に巨大な雷球が発生。膨張後、範囲内にダメージ 溜め時間が長く、スタン効果付与 ファイアストーム 逆鱗破壊後のみ。空中に浮き、全方位に炎の竜巻を三回放出する 軌道は固定で、一度通ったところにはこない 至近距離だと多段ヒットするのでガードすると凄い勢いで削られる 空中槍突進 右手に炎の槍を構えて後方へ飛び、対象に向かって空中から突撃 槍を刺した地点の周囲に小さな衝撃波を発生させるホーミング性能は非常に高い 剣乱舞 両手に炎の剣を出して五連続で斬り払いながら移動する 軌道が独特で、特に狙いはつけない 斬り払いはそれぞれ別判定で、威力は高い ファイアブレス 前面に半円を描くようにブレス攻撃。 劫火球 息を吸い、火球を放つ。横方向に弱い追尾性がある前に立たない 火柱召喚 両手を地面につけ、対象の足元から火柱を出す。 二連轟氷球 前方に向けて、氷の球を二連続で発射する 氷柱 片手に冷気を溜めて地面に付け、標的の足元から冷気の柱を発生させる 放射冷気 背中のブースターから周囲に向かって冷気を放射する アイスブレス 口に冷気を溜めて、目の前を孤を描くように冷気で薙ぎ払う メガフレア FFバハムートの技 ギガフレア FFバハムートの技 テラフレア バハムート零式が放つ技で威力が桁違い。キノコ雲が発生する。 ゼタフレア 範囲内の敵に大ダメージ例え、術式の永久解除の消去不可能バフを付与。 カタストロフィ・ノヴァ 対象にランダムな弱体効果付与(衰弱、火傷、魅了(女性のみ効果あり)、瀕死、凍傷、催眠)。大ダメージ ice age 周囲に冷気を発生させ相手にランダムな弱体化効果(衰弱、瀕死) ハンニバルとヴァジュラの技が使えるってマジ?! アイ「寒い……あ、川の向こうにお母さんが見える」 直哉「顔面蒼白何だけど……」 羅針盤妖精「おそらくice age という技で衰弱してるのではないですか?」 ヤベッ!このままだとアイが低体温症になりかねないぞ? 急いでお風呂から上がる。 意識がない…… 直哉「なんとか慣れないと大変だなぁ……」 この後、冷気を食品の長期保存に役立つと気づいた俺は冷気を応用して魚を仕留めて晩飯の準備をすることにした。 アイ「一時はどうなるかと思ったよ。三途の川を渡り掛けた……」 直哉「その分、冷気を食品の長期保存や魚を仕留めるのに使用してる。外が深雪なんだけど……」 キョウコ「まさか寒冷化しちゃうとわね……」 あの後……俺の冷気が漏れたせいで温暖化していた地球の温度が急激に下がり……そのせいで冬着を、着る羽目になった。羅針盤妖精とキョウコさんはここに残るそうで、俺はとある書物を渡し、事情を説明しに行った。帰って来てオルガ達に事情を説明したら…… レイ「寒冷化?!」 オルガ「嘘だろ……」 直哉「原因は俺だよ。」 マクマード「しかし、お前がゴッドイーターのアラガミだとはな。」 え?マクマードの伯父貴、今なんて? 直哉「今なんて?」 マクマード「アラガミだって言ったが……」 直哉「Jesus!」 そんなことはさておき、俺の預り知らぬところで影響が出ていた。 フェンリル極東支部支部長室   ペイラー「早々に集まって貰ってすまないね」 そう言ったのはペイラー・榊であった ソーマ「いや、俺達も色々と気になっていた所だ」 アリサ「色々予想外でしたからね」 榊博士の言葉に返したのはソーマとアリサであった ペイラー「今回の冷気は異常で、小型、中型アラガミが死んでいるのが確認された。件に関連して別世界でアラガミの反応が確認されたんだ。」 アリサ「べ、別世界ですか?!何故です?」 博士によれば別世界の地球で未知の冷気の反応が出たという。 ペイラー「どうやら、そのアラガミはハンニバルとヴァジュラの特性を持ってるようなんだそれにシオと同じアラガミ何だよ。」 ソーマ「?!」 アリサ「どうしてその反応が?」 博士はある映像を出す。 ペイラー「これはジンオウガでそれと似た反応も新種から確認出来たんだ。新種の種別は覇王神龍雷狼種……バハムート」 ソーマ「覇王神龍雷狼種?!何ですか?!それは?」 ペイラー「うーん……『もしもし……』誰かな?」 映像が出る。 キョウコ『ペイラー博士じゃない。こんにちは!』 ペイラー「これは君が送ったのかな?キョウコ君。」 キョウコ『ええ。それに覇王神龍雷狼種のアラガミのことね?国が国家機密にしたのよ。当人は月に帰ってるわ。話が逸れたわね。その吹雪の事なんだけど彼が引き起こしたようなの。当人は覇王神龍厄災禁忌種の裏名称で呼ばれてるようなのよ』 ペイラー「覇王神龍厄災禁忌種ですか?!」 どうやらペイラー博士は知らないようだ キョウコ『そこのお二人さんはバハムートについて知らないようね?バハムートは元々魚だったのよ。それが西洋の龍の見た目になったのは近頃……そして彼の家族が住んでいた住宅の屋根裏に書物があったわ。』 彼女の説明に彼らは驚く ソーマ「書物ですか?」 キョウコ『彼から許可をとって書物を借りたの。伝承では『影あるところに光あり森羅万象を生み出し龍は大いなる闇を退けん……』』 アリサ「大いなる闇とは?」 キョウコ『終末捕食世界のことではないわ……おそらく次元の歪みによる敵の出現を意味してるんだわ。アラガミが極端に減ったのはそのせいね。』 まさかの事態に…… アリサ『じゃあ、カリギュラもそちらに!?』 キョウコ『ええ。でも心配しないでね。彼は最強何だから。』 暫くすると外で戦闘音が聞こえ始めた…… キョウコ『映像を出すわね……』 それを見た一同は眼を疑う光景を見た。 赤いカリギュラは満身創痍なのに対しもう一体のアラガミは無傷である。 キョウコ『これが格の差って奴よ……』 ソーマ「マジか……」 バハムートが満身創痍のカリギュラに止めを刺す。 アリサ「なんか貯めてない?!」 キョウコ『あれはテラフレアよ!キノコ雲が発生するからもしこちらの世界に来るときはこれに注意してね。』 エネルギーの塊が放たれたと同時にキノコ雲が発生した。 ペイラー「あれがバハムート……」 キョウコ『直哉、良いデータが取れたわこれなら対敵対生物兵器が完成しそうね。』 キョウコの口から出た対敵対生物兵器のワードにペイラー博士は…… ペイラー「対敵対生物兵器とは?」 キョウコ『それを説明するわ。対敵対生物兵器とはあらゆる敵対生物に有効な兵器よ。アラガミである彼はあらゆる事象に対応するの。』 それを聞いた二人は…… アリサ「対敵対生物兵器って具体的にはどのような兵器何ですか?」 キョウコ『刀、槍、銃、薙刀、斧、ハルバード等をひっくるめた兵器ね。現に彼の武装は戦艦なのよ。』 ソーマ「せ、戦艦?!」 キョウコ『下手すれば接触禁忌種並の戦艦なの。オラクル細胞を取り込んであるみたい……彼はアラガミとも対等……それ以上の戦闘力があるわ……他にも形態があるのだけれどそれは後で確認してちょうだい。では失礼するわ。』 その場に残された三人は資料を見る。 ペイラー「化け物だね。」 アリサ「四足獣形態って……」 その資料には 『女性と接触(性行為)することによって子を為す』と記載されていた。 一同「なんでや!」
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