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私が足を挫いてから、そうちゃんは家事を手伝ってくれるようになった。
お皿洗いは、だいたいいつもやってくれている。
おかげで足はすっかり良くなって、今日の朝、私たちはまたバタついている。
「りかちゃん、ゴミ出しといたよ!ちゃんと排水溝の髪とかも取っておいたから」
そうちゃんがヘヤアイロンで髪を伸ばす私の隣に来て言った。ドヤ顔だった。
「ありがとう」
私が笑うと、そうちゃんも嬉しそうにヘニャリと笑った。
ただね、そうちゃん。今日、燃えないゴミの日!
私は機嫌良く車を出す彼を見送ったあと、ゴミを取りに、ゴミステーションへ向かった。ゴミの日にちのことは、二日後くらいに改めて言おう。
清々しいほどの青空に、カラスが二羽飛びたっていった。
さ!仕事行こ。
こうやって私達は、まあいいか。を繰り返している。
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