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 いま住んでる地域は諷観道という不思議な宗教が盛んであり、そこら中ローブの白衣装着込んだ現住人が多く、ヤシの木がそこら変に生え、白い石家が並び、近代化も進み高層ビルも開発されているとは言え田舎国家らしい  ちょうど諷観道のなにかのお祭りとのことで、いつもより百合の花を豪勢に飾った、出店には豪快に包丁に音を立てパイナップルを刻んだり。まるでスライムように伸ばすアイスクリームをわたしは握りしめた小銭でどれを買うのかその時迷っていた。 するど大きなドラを鳴らす音が響き、威風な白衣装大群に民衆は道をあけてゆく 幸運だったのか宗教のパレード祭りだったようだ  まだまだ諷民道が使う、現地民だけ使う異国言は全く理解できず野太い歌い手が美声が街中に響いている。  すると「ワッショイ!!」という聞いたことない声の響きにまるで馬車まるごと切り抜いたような豪華な神輿に気づいた。  さすがにこんな神輿にはとんでもない人物がいるに違いないと人混みをかき分けてどんどんと好奇心によってゆく  なんとかベスト位置までいき、神輿に同党と座りこむ、女の子を発見した。さすが、この王座に座るほどの空気感というか、わたしが息を飲むほどの美少女であるぱっとみの判断ではざっと10歳~12歳といったところだろうか わたしは、こんなハプニング原因となる緑髪の幼女をうっとり眺めていた、その時の彼女は神々しい衣装に大人数に神輿に担がれてとても神秘的な印象なのを覚えている。しかし諷観道の政党派というのはどこか異教徒感がある  聖水をギャラリーに水しぶきをかけるとあたり一面がまるでコーラを発酵した匂いが当たり一面に広がって鼻に突いたわたしはくしゃみをした。  あまりにもくしゃみをするものだからその担がれた聖女はわたしに笑顔で手を振ってくれて心を奪われわたしは鼻の下を伸ばしながら、彼女を追うように眺めていた。気づくと神輿そばまで寄っていたようで、「コウラッシュ!!」という現地言語の大声の注意台詞につい我を返って立ち止まる  それほどあの神秘的な聖女はわたしにとって夢中になれるほどのを鮮明に覚えている当然わたしは誘拐してやろうなんて企みはないし、そもそもそんな覚悟もない一般市民だったはずだが...まさかの展開なるとは思ってもなかったのである  わたしは初めて拝むことのできる諷観道教の祭りを楽しむことができてウキウキ気分帰宅してオンボロ原付カプのエンジンにキーを回した、ボォット!!と音がいつもがした瞬間「きゃっ!!」と悲鳴が聞こえた気がしたが、こんな祭りの最中だ、わたし以上に目をキラキラした子供がお祭りの終わりと夜のテンションに喚く子がいてもおかしくはない。  この時はわたしは後程不幸になるのも知らずに気にせず、バイクに跨った、アクセルをブイブイと景気よく回しいつものように発信するのだが、思った以上に加速しない…こと時のわたしはさすがに愛車のかプがそろそろ故障一歩手前かな?と甘い考えでした。  わたしは石造りの家の住宅地を見渡しながら祭り限定のなヤシの木飾る祭りのランタンを能天気に眺め、祭りの終わりに誰かが適当に打った打ち上げ花火を能天気に眺めながら祭りから帰宅を楽しんでいた。するとやはりお祭りの定番なんだろう、車の赤い点滅が続くと思うと渋滞で詰まってしまった。  この時のわたしは能天気に鼻歌を歌いながら住宅街の狭い通リをしながら原付の特権で渋滞を回避しまくってだんだんと街はずれになり道路すら舗装してない田舎道まで通りかかったところだった。  こんなお祭りの帰宅時で、人混みが多いのに運悪く警察の通路封鎖にぶつかってしまった。どうにかぎりぎりカプを押して歩道を歩けば通れるだろうと、一旦降りて原付を押して歩こうとするがなんかおかしい?やたら重い気がしたが、こと時のわたしはあまりにも祭りの興奮からそんなどうでもいい疑問など気にはしてなかったのである  警察の尋問にどきどきしながら、さすがにわたしのような一般人は声すらかけないだろうと甘い考えで真横をバイクを押して通ろうとすると…
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