2-2

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「ここの原付を押してる女性、色々荷物チェックしているので留まりなさい」  というとっさの命令に、一人で歩くことさえ慣れてないわたしはついドキッとしてしまった。  同居人のアラにはあなたは、色々めんどうを起こすかもしれませんので警察の対応には厳重に注意してくださいという、決まり文句をつい冷や汗が出てきてしまう ただよくよく考えたら超心配性アラの脅し文句であってこんな記憶喪失のわたしが警察になにびくびくしてるんだ何も問題ないと深呼吸して 「えええ…とこんな原付おしてるだけの女性に何か??」 「だから君!!原付を通るにしても色々今厳重チェックをですね…」  何かが可笑しい??普通お祭りとかなら、入門チェックすればいい話しだ、なぜこんな帰宅時でわざわざ荷物チェックしてるのかと疑問だらけだったが、しぶしぶわたしは警察に荷物調査のため足を止めた 「原付にわざわざこんな大きな荷台ボックスはさすがにチェックしないといけませんので一旦原付を止めて荷物を確認します。」 「あぁあれなら生活品を買い込む時にそこに入れてるだけなんで何も入ってないはずなんですが…」  と荷物ボックスにを開けると、生首!!??ぎゃああぁ!!と私は乙女からかけ離れた悲鳴を上げた。  一旦冷静になり、生首が動くというより、ちゃんと体はある。緑髪の子が不満そうにこちらを見上げてわたしに振り向いた、おそらくまだ10歳ぐらいの女の子で夜道でも美しい緑色は髪は輝き純伯なローブの色彩衣装が見えた瞬間、この子は…そうだ、諷観道教の祭壇で大きな祭りに担がれてとてもかわいい女の子だったのを思い出した。 「えっとかくれんぼかな?」 「................」 少女は不満そうにわたしは眺めひたすら無言だった 「貴様が誘拐犯!!」 「これは違うですよ本当ですよ、なんか荷物箱にまぎれてて、それで…なんで返します。」 「返す???意味わからん??...いいから確保しろ」  すると警察官は誘導点滅棒を振りあげた時、つい危ないと思い、反射的に避けてしまう。 すると容赦なく手首を弾くように誘導棒を当てた詠唱が点滅すると瞬間なにが起きたのか分からず、わたしは体制を崩しこけてしまう  詠唱が点滅した瞬間赤いフラッシュで思わず目を思いっきりつぶってしまい。アラーの詠唱とは違うの始めて他人の詠唱を目の当たりにしたわたしは、つい恐怖で何も抵抗することができなかった。  わたしの両手首が磁石のようにくっついた。なんども強引に腕を広げようとしてもまるで溶接されたように固く。どうやら手錠の呪縛でめられてしまったようである
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