0人が本棚に入れています
本棚に追加
「みんな、僕の為にありがとうっ!」
青柳は涙を流すも、それでも成仏はしなかった。
「なんで成仏しないんだ青柳?」
「せっかくここまでやってくれたんだ。だから今度は僕がみんなに恩返ししなきゃって思ったんだ」
「なんだよ、結局俺たちの事が好きなんだな。それなら幽霊部は部長の席が空席なんだ。青柳がなってくれよ」
「もともとは自殺者が仲間増やす心霊スポットみたいなところだしな。俺たちはずっと仲間ってわけだ!」
「パワースポットって言えよ、縁起でもない事いうなよ。まあ青柳が仕切ってくれれば幽霊部も少しはいい方向に変わるかもな」
屋敷はそう言って青柳の肩をぽんと叩いた。
「そうかな。でも一生懸命やるからみんな色々教えて下さい!宜しくお願いします!」
了
最初のコメントを投稿しよう!