彼と彼女の交換日記

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     その日の夜。  机に向かった洋介は、朝と同じ交換日記を開いていた。  今度は彼がしたためる番だ。 「最愛のヨウコへ」  という呼びかけから始めて、今日一日の報告だ。  歴史の時間にはテスト範囲の発表があったので、それについても触れておく。 「カレンダーを確認したら、僕は受けなくていいみたい。でもヨウコには必要だから、詳しくノートに書いておきました。  試験、がんばってください。  ……と僕が言うのも変だけど、でも本気で応援しています!」    
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