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クリスマスの日。
イルミネーションを見に行ったあと、ゆっくりしたいという由希ちゃんの希望で、僕の部屋に戻った。デパ地下でちょっと豪華なお惣菜やケーキを買ってきて。
「メリークリスマス!」
シャンパンで乾杯して、チキンやケーキを食べる。
大好きな彼女と今年もこんなふうに過ごせる僕は幸せだ。
自然と笑みがこぼれた。
「ね、ね、プレゼントは?」
由希ちゃんが待ちきれないというように聞いてくる。僕は鷹揚にうなずいて、答えた。
「それは食べ終わってからのお楽しみ」
「自信ありそうね」
「う〜ん、自信があるかどうかは微妙だけど、これしかないものを選んだよ」
「本当? 楽しみ!」
ワクワクと瞳を輝かせる由希ちゃんを見て、目を細める。
こんなとき、やっぱり彼女が好きだなと思う。
料理を食べ尽くして片づけた僕たちは、コーヒーを入れて、ソファーに落ち着いた。
「じゃあ、プレゼント交換しようよ」
リクエストは聞かない主義の彼女のプレゼントは当然なにかわからず、僕も期待に胸が踊る。
プレゼントを出してきた僕らは、はい、とお互いに手渡した。
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