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突然身体の位置を下げたレオンの姿を視線で追うと、セシルの視界に衝撃的な光景が飛び込んできた。見れば股の間に顔を埋めたレオンが半勃ちになっているセシルの陰茎を口に含んでいる。
「だめ……は、離してくださ……!」
王子であるレオンが男性の股間に顔を埋めている。その字面でも絵面でも衝撃的な状況に、一瞬勃ち上がったものも萎れかける。だが生温かい感覚に蜜棒を包み込まれると、刺激の強さのあまりシーツの中に身体が深く沈み込んだ。
「んんっ」
亀頭を口に含まれて、唾液を絡ませるように舌を這わされる。特に鈴口を割り開くように丁寧に先端を舐め転がされると、気持ち良さのあまり抗議の声も霞んでしまう。
同じ男性だからか、レオンは痛みを感じないようにしつつ強い刺激を与える方法を知っているようだ。先端を吸い上げられるとあまりの快感に意識が飛びそうになる。
「やっ……あぁ」
さらに亀頭だけではなく、竿全体を飲み込むようにどんどん深くまで食まれていく。陰茎をねっとりと包み込まれ、レオンの口内の温度を感じる範囲が広がる。
(腰抜ける……っ)
こんなに強い刺激を与えられた経験がないセシルは、そのまま一気に昇り詰めることを強制されている気分を味わう。
「も、もう……だめ!」
爆発的に膨れ上がった射精の感覚にシーツの上で身体をくねらせる。甘い刺激から逃れようとどうにか腰を動かすが、レオンはセシルを解放してくれない。
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