夢の殺人

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しばらくすると、また夢を見た。 今度は少女だ。 六歳くらいの。 そんないたいけのない幼女を、俺は殺したのだ。 夢の中ではあるが、 少女を殺したと言う実感は、ありすぎるほどにあった。 もはや確信と言ってよかった。 起きてニュースを見ると、俺が夢で見た少女が殺されていた。 顔も名前も同じ。 やはり胸を刺されている。 場所は前回よりもさらに遠い。 ――俺が…殺したのか。
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