明日への飛躍

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『しかし、リーナちゃんは15歳になったら高野連(日本高等学校野球連盟)から出場を認めてくれないだろ!』 『そうだよな…… 女の子は女子野球の道に進むしかないだろうからな……』 『そうなったら、女子野球人気も上がるんだろうけどな……』 『この前は小学生に通じたけど、今回はUー15の中学生だからな!』 『リーナちゃんが可愛かったらいいんだよ。  それにしても木の上はしんどいな……』 「槍ナゲット、2回も頼むぞ!」 槍ナゲット 【任せてよ! それより、ショウタ監督、本当に反省したの?  チームが1つに成らないと絶対に勝てないって言ったのはショウタ監督だよ。】 「分かってるよ。  ねっ、小豆ちゃん」 赤鬼 【何だか気持ち悪いんだけど……】 青鬼 【さぁ、行くぜ!】 プリンス 【さっき、青鬼のポカでアウトになったのに、切り替えが早い奴だ。】 寝太郎 【それが赤鬼と青鬼の良い所だね!】 「さぁ、行くぞ!」 【オーーッ!】 ウミガメ 【次は4番バッターだ。  俺が調べたデーターでは、中学生最強のバッターって書いていた奴だ……  見るからに体格が良いな……  様子見で、くさいコースで誘ってみるか?】 槍ナゲット 【えっ、初球からボール球を要求?  ウミガメ、俺のコントロールを信用してくれたんだな……  外角高めに際どいボール球だな!  あのバッターならきっと手を出して空振りだよ。  せーの……とりゃ!」 《ボーーール!》 ウミガメ 【際どいボール球を簡単に見逃したぞ!  凄い選球眼だ……  全く、ビクともしなかった……  コイツだけは要注意だな……  甘く入ったらやられるぞ……  さっきは外角のボール球……  次は内角でバッターの目を逸らそう。  慎重に攻めないと!  頼むぞ!槍ナゲット】 亀田 「際どい球だった……  ヤバい……  全然、手が出なかった……  こんな中学生を見たの初めてだよ。  しかも、上から投げ下ろしてくるなんて……  何だか恐ろしいなぁ……」
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