2024年の執筆目標

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2024年の執筆目標

さて、最後は来年2024年の小説への意気込みを(つづ)っていく。 現時点で、2024年に書きたいと思っている長編が2作ある。 1つは『青春クイズ小説』。 クイズゲームである"クイズノックスタジアム"と"みんなで早押しクイズ"をやり込んでいる記念に、クイズを題材にした作品を書くべきだと10月くらいから考えていた。 構想としては、日本中が空前のクイズブームになっている設定で、クイズアプリにハマっている富山県在住の女子高生の主人公が、仲間たちと共にクイズを楽しみながら成長していくというストーリーにしたい。そこには挫折も涙もあり、恋愛要素も絡んでくるかもしれない。そんなスポ根に似たような作品も、今まで書いたことのない未知の領域みたいで面白そうだ。 そしてクイズをテーマにした、以前から知っていた『ナナマルサンバツ』のアニメを年末年始あたりに見て、模倣(もほう)にならないように、"競技クイズ"とはどういうものなのかに着目しながら研究する予定である。あくまで自分の新作はアプリを主体にするつもりだけど、金沢で行われる北陸大会(仮)では早押し機を使ったシャウト形式にしたいと思うから。ストーリーの都合上、ジャンルや形式を問わず"作問"も何問か必要になってくるし、まだまだプロット立ての最中ではあるが、どんな作品に仕上がるのか我ながら楽しみだ。 もう1つは『倒叙(とうじょ)ミステリ』。 倒叙というのは犯人が最初から読者に告知されており、犯人を知らない探偵役がどのように真相に辿(たど)り着くかを重点的に描いたミステリーのジャンルである。 こちらは犯人の動機を重要視した内容にする予定。社会や人間に対し、極度に恨みを持った犯人像になる。 恋実島の爽と由麻の2人を再登場させ、"続編"という形で書くべきか、はたまた全くの新作としていちから登場人物を考えるか。あるいは倒叙ではなく、読者に犯人を推理させる"フーダニット"にした方が面白くなるのか。この辺を固めるのは、クイズ小説を書き終わってからが本番の構想になるだろう。
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