桜の夢

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桜の夢

 今日も夜ご飯を食べて、歯を磨いて、お風呂に入って、髪を乾かして、布団にもぐって、すぐに深い眠りがやって来て、朝までグッスリ、スマホのアラームで気持ちよく起きる…のはずが、本日の金曜日の夜はいつもと違って珍しく夢…それも不思議な夢を見てしまった。 ーーーーー  「桜さん、桜さん…私、ダジャレの神様…一回しか言わへんしな。言ったら、すぐ言い逃げするしな、しっかり聞いて覚えといてな?桜さん、あんたの人生に関わることやしな」 返事をしようと声を出そうと思ってもなぜか出ず、取り合えず頷く。 「よっしゃ!そしたら、今から言うしな、よう聞きや…今日な、鐘の鳴る音が聞こえたら、桜さんの頭に大きいリンゴが落ちてくるしな。それ、運命の相手が見つかった合図やしな。ちなみにその鐘の音とリンゴは、桜さんと運命の相手にしか聞こえへんし、見えへんしな?大事なこと言うたしな?ほんなら、バイバ~イ!」 「あっ!待って、待ってー、ダジャレの神さまー!もっと詳しく教えてー!いまいち意味分からへーん!…あっ!声出せた…」 ーーーーー  ♪ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ… 「…ん?アラーム…朝?…ダジャレの神様って、そんなん初めて聞いたわ…って、夢か…」 アラームを止めて、んーっと布団の中で一回伸びをする。そして思う…なんか不思議な夢を見て目が覚めて、いつもと違う朝になった土曜日…取り合えず今日は出掛けてみよっかな?ダジャレの神様曰く、運命の相手が見つかるらしいし!  
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