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夜、旦那が帰宅。
大した会話もなく食卓に着き、夕飯が始まる。
私が作った麻婆豆腐を一口パクリ。
心臓がどきどきしている。
旦那の顔つきが、ふと変わった。
首を傾げてからもう一口。
「どうかした?」
「……なんか、味付け変えた?」
「いいえ、いつも通りよ」
「……そう」
旦那はそれだけで会話を終え、麻婆豆腐をパクパクと食べ始めた。
心臓が痛いほど高鳴っているけど、どうやらうまく凌げたらしい。
背中に冷たい汗が流れた。
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