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こんなにのんびり眠っていたのは久しぶりのことで驚く。
こんなよくわからない男の家で熟睡してしまったことになる。
自分の神経は思いの外図太いのかもしれない。
夏波は自分に呆れて笑いながらキッチンへ向かった。
しっかり眠ったせいか、お腹はペコペコだ。
一旦寝室を覗いてみたけれど、伊吹が帰ってきた様子はなかった。
でも勝手に使っていいと言われているのだから、そのとおりにさせてもらうことにした。
冷蔵庫を開けてみると中はほとんどカラっぽで、アルコール飲料とおつまみになるような食べ物ばかりが入っていて呆れた。
唯一卵とウインナーが残っていたので、それで朝食を作ることにした。
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