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「……ッんん……、はぁっ、んッ」
いつになく激しいキスが続くと、私の身体はそれだけで期待しているのか、子宮が疼き、切なくなる。
「……亜夢……」
「も、もせ……くん……ッ」
キスだけじゃ足りない。
その思いが表情に表れていたのか、
「……キスだけじゃ、物足りないって顔、してるよね?」
百瀬くんに言い当てられて恥ずかしくなった私の頬は熱を帯びていく。
「亜夢は本当に分かりやすいなぁ。そういうところも可愛いけどね」
「もう……からかわないで……っ」
付き合いたてでもなければ結婚もして子供もいるのに、それでも変わらず可愛いと言われると、やっぱり少し気恥しい。
「からかってなんかいないよ。亜夢はずっと可愛いよ」
「……百瀬くんも、かっこいいよ」
「亜夢、可愛い事ばっかり言わないで。このところご無沙汰だったから……煽るような事ばっかり言われると俺、あんまり優しく出来ないかもしれないよ?」
言いながら百瀬くんは私のパジャマのボタンに手を掛けて一つずつ外し始めた。
「……いいよ、優しくなんてしなくて……百瀬くんの、したいように……して?」
優しくされるのも好きだけど、強引にされるのも嫌いじゃないから私は思ったままの事を伝えると、
「――本当、亜夢には敵わないなぁ。嫌がる事はしないけど、ちょっとだけ、強引にいかせてもらうから、覚悟してね――」
全てのボタンを外し終えた百瀬くんは私の身体を起こしながらパジャマを脱がせると、首筋に顔を埋めて口付けてくる。
「ッん、」
初めはチュッと軽く口付けているだけだったのに、何度かそれを繰り返した百瀬くんはそのまま強く吸い付いてきた。
「……百瀬くん、首筋に付けちゃ……見えちゃうよ……」
「今の時期はタートルネックのセーター着れば分からないよ。ね?」
「でも、神楽には見えちゃう……」
「虫に刺されたって言っておけば分からないよ」
「でも……」
「いいから、もう黙って。そんな心配出来る程の余裕なんて、無くしてあげるよ――」
「ッあ、ぁんっ」
ちょっと拗ねた表情を浮かべた百瀬くんは少し乱暴に私をベッドへ押し倒すと、自身の着ていたパジャマの上着を脱ぎ捨てながら私の上に覆いかぶさり、ブラジャーを捲り上げて胸の頂へ舌を這わせていった。
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