願うだけでは、

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*** みのんが家を出て15分ほど。 言いすぎてしまったことを反省して、 謝罪の連絡を入れようとしたそのとき。 -----------ガチャ と、家のドアが開く音がして。 「みのん!さっきはごめん!」 ドアに走っていって、 帰ってきたみのんに謝るとそこにいたのは......... 「よぉ。まに」 片手をあげて、まるで、 〝久しぶり〟とでも言っているかのような。 そんな、雰囲気の1人のひと。 もちろん、みのんではなくって............ 「...............っ、せ、星司、なの?」 半信半疑、確かめるように彼の名前を呼ぶと。 「ふっ。それ以外に誰がいんの?」 相変わらず、 すぐドキッとさせてしまう笑顔で言われた。
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