願うだけでは、

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でも........................ 「ご、ごめん、今はそれ、」 〝今はそれどころじゃ!〟 そう言って、玄関を出ようとしたとき。 「...............みのんちゃんなら心配いらねーよ」 みのんのことに触れる、星司。 えっ...............と、あれ? (まっ、まさか‼︎) そう心の中で思って............... 「............みのんに、会ったの?」 星司に問いかけると。 「うん。泣きそーなみのんちゃんに。 だけど、例の幼なじみくんが連れ去った」 〝いやいや、そこは止めようよ〟 そうツッコミたくなる感じで答える星司。 みのんと私の幼なじみ、 高嶺一葉(たかみねひとは)。 小さい頃から一緒に育って、 みのんに想いを寄せてる男の子。 心配なところもあるけど、 心配がいらないのも分かるから............
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