願うだけでは、

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「............報告、ありがとう、」 一応、星司にお礼を言う私。 すると........................ 「ん。別に大したことじゃねーよ、」 星司はそう言ってから。 ポンッと私の頭に手を置いて撫でてきた。 そして..................... 「本題はこっち」 私の目をしっかり見て言う星司。 (ぅ、そういうとこ.........っ、ズルいっ、) 星司は昔から、 私をときめかせてしまう天才。 「..................っ、」 星司に頭を撫でられながら、 何も言えずにチラッと見上げると。 「ずっと、願ってたんだろ? 俺に〝会いたい〟って、いつもいつも」 ──────ズバリ。 私の思ってることを当ててしまう星司。
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