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菱田は一枚扉の隔たりがある遊び部屋に未来を招く。
未来は緊張して思わず正座に。
「お待たせしました~」
そう言って店員さんが抱えてきたのは、真っ白の毛並みに茶色い目。店員さんの手の中で気だるげにあくびをしている…………1匹の猫。
「?!?!?!」
未来は驚きのあまり後ずさる。
菱田と店員さんは目を合わせ、その様子を予想していたかのように笑った。
「え? え? えっと……そっくりさん……ですか?」
「いーえ。本物です」
「あ! もしかしてココ、そういうお店ですか? 高額なお金請求するヤツですか? ごめんなさい私今そんなに貯金なくて……その……」
「ははははっ」
しどろもどろに話す未来をみて菱田はついに我慢の限界がきてしまう。
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