プロローグ

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プロローグ

「わぁ!すごい!!別世界みたい……」  私は今3年間勤め上げたホテルのスイートルームにいる。  広々としたガラス張りのバスルームの中には高級ブランドのシャンプーとコンディショナー、ボディソープがならんでいるなんて初めて知った。 「一緒に入る?」  低い声がして後ろから抱きしめられた瞬間、フワッと香る香水に体が熱くなる。  振り向くと答えを促されるように唇が重なったー…  ホテルのスイートルーム。  イケメンに抱きしめられた状況。  明日はこの地を離れて東京に帰る。  ……なら最後の夜に素敵な思い出作ってもバチは当たらない…か。  唇が離れるも質問には答えずに、今度はこちらからキスをした。
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