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先ほどとは打って変わって優しい穏やかなキスから始まる行為に胸が高鳴る。
少しずつ徐々に高まっていくお互いの熱を感じながら身体の奥の疼きを弄ぶように、暁人の指が舌が私を翻弄する。
胸の先端を指と舌で弄りながら暁人の上目遣いな瞳と目が合い、恥ずかしくなって瞼を閉じてから
「あきっキスしたいっ……」
「うん…」
唇はほんの少し触れるだけ、舌だけが絡まる。
トロけるようなキスにふわふわな夢見心地でうっすら目を開けると、目の前にはトロンとした表情の暁人。
いつもはあんなに無表情なのに、このギャップはかわいい……さらに好きという気持ちも伝わってきて嬉しくなる。
身体の奥が疼いて我慢できずに
「もっと……奥っ……」
「うん」
中をほぐしていた2本指を引き抜いて、
「2人目目指しても良い?」
「今日はだめ」
「んー…」
不満そうに唸った。
ヘの字になった唇にチュッとキスをしてから
「……今はまだ唯をちゃんと育ててあげたいし。それにあきとこういうこと出来なくなるのは……新婚ですし……」
「うん、なるほど。一理ある」
そういうと、いつのまにか用意していたらしい避妊具をサッと装着して、ゆっくり腰を落としていく暁人の熱を中に感じ、沖縄の夜を思い出してさらに興奮してしまった。
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