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君と出会ってから、いくつもの季節が過ぎた。嬉しいばかりの日ばかりではない。君と家族になり、子供が産まれた。一緒にいてやりたいが、仕事はさらに忙しくなり、次第に気持ちはきみから離れつつあった。 稼がなければ……と。 今日も帰りは深夜を過ぎていた。疲れ果てた僕に、君はいつもと同じ笑顔で迎えてくれた。 「お疲れ様。あのね……」 しかめっ面をした僕を見て言葉を濁した君。わかってる。今日は落ち葉が紅葉したとでもいいたいんだろう。落ち葉がなんだ。俺は疲れてるんだ。お前たちの為に頑張ってるんだ。。
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