第二話 新たなる世界

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 興奮の余り、やる気が出てきたヒロイとは裏腹に、ケイは嫌そうに拒む。  「えぇー!? 俺はもう身体が草臥(くたび)れてるぞ……  親父の見立てでも、かなりデカいもんなんだろ?  俺が街で働いてる間に掘り起こして、どうなったか鳩を飛ばして手紙をくれりゃあ良いじゃねえか!」  ケイの提案に、頑なに否定するヒロイ。  「いーや、ダメだぁ!  こりゃあ、魔刻世紀最大の発見かもしれねぇぞ!?  きっとこりゃあ、(いにしえ)の遺跡か何かに違ぇねえ!  こおしちゃいられねえ!  ケイ、早く皆を呼んでこい!」  「ちっ………仕方ねえな」  頭をかきむしりながら、髪に絡まった土汚れをほろうケイは渋々と炭鉱の外へ走り、村の家々を回って炭鉱夫を呼びに回った。  
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