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見たこともない技術で作られた金属とガラス………
第一発見者であるケイも最初は興味を示さなかったものの、炭鉱夫と共に掘り起こしているうちに、段々と心がワクワクしてきた。
全貌は明らかには出来なかったが、暫く掘り進めていると、ガラスが丁寧に填められた白い金属部分と、その後ろでまるで背負うように取り付けられた黒い鉄箱……
白い金属と鉄箱の間に、黒くて太い柱が後ろの鉄箱まで伸びている、腕のような鉄が現となった。
「ドラゴンの化石じゃないのか?」
「これはきっと古代文明のカラクリだろ」
「いや……村の言い伝えにあった、封印されて深い眠りについた古の魔物かもしれないぞ」
炭鉱夫達がざわめく。
白い金属の中央には、銀メッキが塗られた彫刻が取り付けられている。
彫刻は文字を象られているが、ここにいる炭鉱夫の誰もが、何て書かれているのか読めない。
「この五文字………何語だ?
どこの国で、いつの時代の言葉なんだ?」
「さあ……只の飾りで、何も意味は無いんじゃねーか?」
炭鉱夫たちが困った顔を向け会うなか、一人だけ様子が違っていた。
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