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彼の自室の窓のカーテンから溢れる月明かりに照らされ、その姿が明らかとなる。
ケイの上に覆い被さった正体は、セミロングの黒い髪が良く似合う、小柄で細身の美しい少女だった。
「えっ! はぁ!?
何何何っ……どゆこと!?」
「……それはウチが聞きたいし。
つーかさ、さっきからウチのおっぱい触ってね?」
ケイが掴んでいた雲のような感触は、彼女の胸。
体格に不釣り合いではないが、豊満に発育したその感触はさぞかし心地いい事だろう。
「ごめん! 本当にごめんって!」
「ビビりすぎぃ~w ちょーウケるw
ウチそんなんで訴えないから。
むしろ、ラッキースケベって感じ?」
端正な顔立ち。切り揃えられた愛らしい前髪。
黒いジャケットを羽織って白いフードを被り、黒のチノパン姿の少女。
両耳には金色の洒落たイヤリング。
首にはまるでペット用のような首輪に、ジャケットの袖の左側にはチェーンの装飾。
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