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朝食の後、ケイは父に「時間を置いて考える」と言い残し、逃げるように二階の自室へ籠る。
ヒアブは心配そうに彼の後を追った。
自室のベッドで仰向けとなり、大の字に寝転ぶケイ。
そんな彼にヒアブはベッドに腰かけ、優しく微笑んで声をかけてやった。
「心配いらんくない?
ウチがトラックに変化してケイくんが操縦してさ、二人で協力すればこの世界でも仕事できるんじゃね?」
ケイは時間を置いて考え込む。
数秒後、彼女の言葉に合点がいった。
そうか、その手があったかと。
「ヒアブ……それ、いい考えかもしれない!」
「マ?」
「マジで!」
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