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親切に答えてくれるのはいいものの、その答えの内容が曖昧。
オマケに、君が一体何者なのかも分からないままだ。
俺は続けて質問を投げ掛ける。
「まあ、俺……死んだかどうかも分からないし、これから何したら良いか分からんから、話し相手ぐらいにはなれるよ。
ところで君は誰なんだい? 名前は?
俺は死んだからここに来たってこと?」
俺は彼女の目も憚らず、湖畔の草原で仰向けになり、頭の後ろに両手を回して枕代わりに。
少し横になって休みながら、この子の話でも付き合ってやろう。
「君は相変わらず図々しい性格だね。
話相手になってくれてありがとう。
答えられる範疇で話してあげる」
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