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夜空のずっと高いところで、彼は嬉しそうに下界の様子を眺めていた。 「本当はも少し先の出会いだったんだけど……。ふふっ、一応お礼ってことで」 「おぉい、シェル、どこにいる!次の結び目を探しに行くぞ」 「はぁい」 シェルと呼ばれた巻き毛の天使は、声の方に首を巡らせる。それからバサッと大きく羽を広げると、上へ上へと高く上昇していった。
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