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名残惜しさを感じつつも、紬ちゃんのことが気になり部屋に戻ることにする。
部屋には紬ちゃんへのプレゼントも用意している。
高杉と安西さんが紬ちゃんを見守ってくれていた。ゆっくり眠っているようでまだ目を覚まさない。
高杉が
「夕食どうする?レストランに行こうと思ってたが、紬ちゃんが寝ているから」
俺が
「ルームサービスにしようか?」
部屋をとってあるので、泊まっていくこともできるけど、杏たちの予定はどうだろうか?俺も一緒はやっぱりまずいかな
それより、杏からもらったプレゼントを開けたいし、杏にネックレスをつけてほしい。高杉と安西さんがいる中で開けるのもなぁ。
でも我慢できないと思っていると、杏が
「いただいたプレゼント開けてもいいですか?
うれしくてうれしくて早く開けたい気持ちが抑えられなくて」
かわいいことを言ってくれる。
「じゃあ一緒に開けようか?」
「はい」
それぞれがプレゼントを開ける。それを少し離れて高杉と安西さんが見ている。
杏が丁寧に包装を開けていく。
「わぁ素敵なネックレス」
「気に入ってくれたらうれしいな
俺につけさせてくれる?」
「めちゃめちゃ気に入りました。私の好みなんで知ってるんですか?」
「杏のイメージで選んだよ。
つけるね。髪の毛を持ち上げて」
「ありがとうございます」
杏が髪の毛を持ち上げてくれ、ネックレスをつける。その時、杏の首に触れてしまい、ドキッとする。
俺ももらったプレゼントを開ける。
「俺のイメージにぴったりのボールペン。ありがとう。」
「崇人さんは何でも持っているだろうから何をプレゼントしたらいいかわからなくて」
「杏からのものは何でもすごくうれしいよ
大切に使わせてもらうな。曲や詩を書くときにこれを使ったら杏のことが思い浮かんで良い作品になりそうだよ。」
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