幽霊と両思い

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幽霊と両思い

「祖母は本当に翌日亡くなりました。でも僕には予知の力なんてありませんでした。そのまま大人になって社会人になっても変わりませんでした。でも、このマンションに引っ越してきて白金さんと出会ってそれは変わりました」 「予知の力で何か見えたのですか?」 結城さんがうなずく。 「僕は白金さんに片思いをしていました」 「え・・、えぇ?!」 私は顔が真っ赤になった。 両思いだったなんて嬉しい。 「だからこそ、あなたが死んでしまった時は悲しくて立ち直れなかった」 私が死んだ・・? じゃあ、今ここにいる私は何者なの・・?
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