タイムリミット

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タイムリミット

「私は生きているのに永遠のお別れってどういうことですか・・?」 謎が深まる。 「僕の予知は白金さんを守ることに成功する代わりに、その2日後僕はこの世界から存在がなくなってしまうというものでした。でも白金さんが生きていて本当に嬉しいです。あんなに辛い思いはもうしたくないですから・・」 そんな・・、じゃあ結城さんは・・。 「・・嫌だ。せっかく好きな人と両思いだってわかったのに・・、これからデートしたりできると思ってたのに・・、それなのに・・、結城さんがいなくなるなんて嫌だ・・」 私は泣いてしまった。 「白金さんの気持ちに気づかなくてすみませんでした。泣かせてしまってごめんね・・」 「ごめんなさい、私を助けてくれたのに・・」 嬉しさと悲しさが同時に押し寄せてくる。 「あなたを置いていってしまうことを許して下さい」 結城さんが消えてしまう午前0時まであと数時間。
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