0人が本棚に入れています
本棚に追加
「美味しい・・!」
シェイドはとても美味しそうにケーキを食べた。
品のある所作に大和はドキッとした。
おしゃべりを楽しんでいるとシェイドが人間界の事を聞いてきた。
「大和。人間界で人気のある物を調べてきたのだが、合っているのか確認してもらえるかい?」
「人気のある物か・・。なんだろう?」
するとシェイドの服装がメイドさんに変わった。
なぜか猫耳のカチューシャに鈴のついたチョーカー、おまけに猫のしっぽまでついている。
「魔法で着替えてみたがどうだろう?これが人間界で人気のあるメイドさんという物で合っているのかい?」
大和は顔が真っ赤になった。
「合ってる!合ってる!合ってます・・!」
シェイドを直視できない。ハーフのような見た目の女の子がメイドさんの服なんてきたら破壊力はすさまじいのだから。
「ちょっとメモを確認するよ。えーと、ご主人様?もえもえキュン?これは魔法の呪文なのかい?」
なぜよりにもよってメイドさんを調べてしまったのだろうか。
シェイドが大和の食べていたケーキにフォークをさす。
「たしか、あーんだったか・・?」
「俺は夢でも見ているのだろうか・・」
最初のコメントを投稿しよう!