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あれから魔法のノートでやり取りをした2人は会う日時を決めた。
大和はシェイドの好きなケーキの種類や飲み物を確認したので、あとは準備をしたりケーキを買ってくるだけだった。
当日になりシェイドが来るお昼までにケーキを買ってきた大和はそれをオシャレなお皿に並べる。
彼女の好きなチョコレートケーキと他にもチーズケーキやタルトなど、女の子が喜びそうなケーキを何種類か用意した。
シェイドが紅茶が好きだと知ったため可愛らしいデザインのティーカップ、お砂糖やミルクの入れ物にもこだわった。一応ブラックコーヒーも用意した。
約束の時刻になると大和の部屋の窓をコンコンとノックする音がした。
大和がカーテンを開けると魔法の箒に乗ったシェイドが手を振っていた。
今日は医療用の眼帯ではなく黒い眼帯をしていた。
「シェイド!また会えて嬉しいよ!」
「お招きありがとう、大和。お邪魔するよ」
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