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今日もシェイドは人間界に遊びに来た。
人が多い場所では眼帯をとり、人間にしか見えないように服も着替える。
他人が見ればハーフの女の子だと思うだろう。
今日は人が少ない所を歩いているので魔法使いの姿をしていた。
人のいない大きな公園に入る。
人間は公園でどんな話をするのだろう。
そんな事を考えながら歩いていると、公園の隅にシェイドと同じ年くらいの男の子が何やら困っているように考えこんでいるのが見えた。
「虹・・、虹・・、うーん・・」
「虹が見たいのかい・・?」
少年が悩んでいると、とても可愛らしい少女がそう言ってきた。
怪我をしているのか眼帯をしてはいるが、少年は少女に一目惚れをしてしまった。
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