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「シェイドありがとう!あの子すごく喜んでいたから俺も嬉しいよ!」
「私も誰かが自分の魔法で笑顔になってくれるなんて思わなかったから、とても嬉しい・・」
こうやって人間界に遊びに来ていればまた良いことがあるかもしれないとシェイドは思った。
「もう会えないの・・?」
大和が少し寂しそうに聞いた。
「私は人間界によく遊びにくるからまた会えるとは思う・・。あっ、そうだ」
シェイドがスケジュール帳のような物を取り出した。
「私に何か用があったらこの紙に書いてくれれば魔法で私に届く。連絡手段のようなものだ」
「わかった!連絡するよ!」
「大和、1つ聞きたいことがあるのだが・・」
真剣な表情でシェイドが言う。
「ブラックコーヒーはどうすれば美味しくなるのだろうか・・?」
「ブラックコーヒー・・?うーん・・。そうだねぇ・・」
大和は少し考えると1つのアイデアが浮かんだ。
「ブラックコーヒーだから砂糖をいれなければブラックではあるよね?ミルクをさ、多めに入れれば苦さも軽くなるんじゃないかな・・?」
「なるほど・・!明日からはそうしてみよう・・!」
1つ悩みが解決したシェイドだった。
「ではまた会おう、大和」
シェイドが手を振る。
「連絡するよ、またねシェイド・・」
魔法使いのシェイドと人間の大和の出会いはこうして始まったのである。
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