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「転校生を紹介する。神宮寺陽向君だ。陽向君、自己紹介をどうぞ。」
教室の扉を開けて入ってきたのは、俺の大好きだった幼馴染だった…。
それは突然のことだった。幼稚園からの中の良い隣の家の陽向は、俺(梓)が一人で公園で遊んでいる時に話しかけてくれた。その時は、周りに黒いスーツを着た男たちが立っていてものすごく怖かったというのがまず記憶にある。でも、その陽向が隣のでかい家でしかも同じ幼稚園だと知り俺は嬉しかった。それから数年がたち、俺と陽向は小学5年生になった。その時に俺は初めて知った。陽向がヤクザの息子ということを。でも、俺は言うもどおり接していた。また、夏休みは陽向の家にお邪魔して泊まったりもした。
でもそんなあるとき、陽向は遠くに引っ越すことになってしまった。俺はすごく悲しくて、今まで陽向としか話てなかったのだ。でも、俺が止められることもなく、陽向は何処かに行ってしまった。
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