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昼間の晴れやかな景色を見るでもなく感じ、これまでの知浩さんとのやり取りを思い出す。
知浩さんの仕事のことや、地元の名産品の話。昔エレクトーンを習っていたこと。今日のような曇りなく晴れた明るい空の色が好きだとも言っていた。
あんなにいろんな話をしていたのに、大切な友達を超えて親友と言ってしまいたくなるほどの相手なのに、どうして私は今まで一度も知浩さんに会おうとしなかったのだろう。
お願いだから、どうかこれからも生きていてほしい。
後悔と焦る気持ちがないまぜになる中、ようやく到着した。岐阜県某市。山に囲まれてのどかな雰囲気。知浩さんの日常がある場所。
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